宮家に献上するふく刺し調理の様子が報道陣に公開されました
2月20日の7時から、下関の南風泊にあるフグ仲卸会社「ヤマモ水産」で、宮家に献上される天然トラフグの調理の様子が報道陣に公開されました。
本日調理されたトラフグは萩沖で獲れた天然もので、1匹が刺し身に適した1~1.5㎏前後のトラフグが使われています。ふく刺しを調理しているのは、この道20年以上のベテラン社員2人であり、33㎠の皿(有田焼)の上に手際よく15分前後で盛り付けていました。
この宮家献上の催しは、1988年より下関ふく連盟が毎年行っており、今年で31回目になります。写真中央の森本社長の話では、「この工場での身欠きふぐは、独自の技術で2日間熟成させ、うまみを凝縮させたものを使っている」とのことです。
出来上がったフグ刺しの菊盛は、見ていてほれぼれする出来栄えで、熟練の手さばきも見事なものでした。この献上されるトラフグは、21日未明に赤間神宮で神事が行われ、同日に常陸宮家や秋篠宮家など5宮家のほか首相官邸にも届けられる予定だそうです。