平成最後の（第８０回）ふく供養祭が開催されました

ふくの季節の終わりを告げる「ふく供養祭」が４月２９日、下関市の南風泊漁港の下関唐戸魚市で、厳かのうちに盛大に開催されました。ふく料理は主として秋の彼岸から春の彼岸までの寒い時期であり、今期のふくシーズンの区切りを告げる恒例の行事です。

会場は、高度衛生化事業による建て替え工事のため仮設の家屋の特設会場にて、当シーズン中に水揚げされたふく殿の冥福を祈り開催されました。

今年で８０回を迎える式典は、下関南風泊水産団地㈿の平尾泰範理事長（写真中央）の開会の辞で始まり、来賓の林芳正参議院議員（写真右）のお言葉があり、それからふく連盟の役員（写真左）の焼香と進んでいきました。

写真左は供養祭に参列の来賓の方々です。写真中央・右は毎年参列の錣山親方（元寺尾関）と、下関市出身の元豊真将関とのツーショットです。

ふくの豊漁を祈願するため、ふく稚魚の放流が南風泊漁港の外海で、来賓者を中心に行われました。

地元の西山小学校の生徒による、ふく稚魚の放流も、南風泊漁港の内海で行われました。写真中央は、はタッチ＆リリースする児童たち。

写真右は、懇親会に出された（やはり格別の味の）ふく刺しです。

フクシーズンの終わりを告げるふく供養祭は、全国から養殖業者など関係者約３００人が参列し、新しい令和の時代のフク豊漁と航海の安全、そして下関南風泊市場にも福（ふく）がたくさん来ますようにと祈願してお開きとなりました。